デスノート新作読み切りネームについての感想

本日、デスノートの読み切りネームがジャンププラスというアプリで無料で公開されました。

読んだ感想を述べます。ネタバレ注意

このお話は本編(キラの時)から10年以上経っており、キラの名は大虐殺をした最悪の犯罪者として教科書に載っています。しかしそれと同時に戦争をなくし犯罪を激減させた神としても広まっています。

 

主人公の実について

 

知能テスト(IQなどのポテンシャル)では三年連続一位だが、学業は疎かで中学の英語で28点と学校の勉強は全くしていないレベル。

単に学校嫌いなタイプとかでなく、この学歴社会な日本のレールの上の人生に対し不満があり、「今時IQテストができる人が頭いいなんていってる先生は馬鹿」というセリフからもこのことは裏付けられ、また東大王とかいう番組に対する批判でもあり、このキャラクターは昨今の頭いいという認識(認識というかもはやレッテル?)別に今の世の中学歴だけじゃないよねというテーゼから生まれたものと推察。

ただ単に勉強ができるという夜神月というキャラがもう近代的で古臭いものになってしまったということなのでしょう。

しかし、社会的に求められる頭いいというモノは夜神月であるということ。それに対する不満などからこの田中実というキャラが対照的に映し出されています。

その不満の爆発というのが今回の話で描かれるのですが。。。

 

そして話を戻しますが、実はデュークと出会いノートを手にし、キラのやったことを知ります。やばいノートということを知りながらも「でもキラなら今の時代にあったやり方を考え出したに違いない」と自分もキラになれるのではないか、キラを超えられるかもしれないという思いを巡らせノートを使ってみようと悩むわけですが、この心情の描き方はマジでプロ。

『人を殺すことでしか使えないノート』というこの話のキーワードが出てきますがまたあとで詳しく。

 

そして2年後にまた来てくれといって二年間考えるのですが、この二年間という数字は原作者がリアルで考えてた時間っぽくて面白い

 

そしてデスノートをオークションにだすという話になるのですが、読み切り読んでどうぞ、この辺の駆け引きは本編と変わらない、殺人兵器売買は普通に行われていて罪ではないというLの考え方と法の番人でしかないことや、それと二代目LはニアなのでしょうがLの方がやっぱり頭がいい気がしますね、購入者からノートを抑えればいいと考えていますが、最終的に国家同士の争いになり個人や組織の権力だけではどうにもならなくなりノートを抑えるのが不可能になるという考えに至らなかったりとか後半はもうどうにもなくなっていたり。

 

そして1000兆円超えて日本の借金について触れるのだがまあ日本の借金については別の記事で書いたので割愛。

 

最終的にデスノートアメリカの手に渡り、金は日本国民に配られる、しかし

後付けルールが追加され金を受け取ったものとノートを受け取ったものは死ぬことになり実は死ぬのだがこのオチはまあ微妙。

それもそのはずこのオチはおそらく当初の予定とは違っていたのだろう。

ハッピーエンド風になっているが実際は世界は破滅の道になることになる。

 

まずヨツバ銀行の口座を持っている人に10兆ドル山分けになるのだが、(書いていて思ったがドルで指定した時点でノートはアメリカのものになるようになっていたな)

東京都内に戸籍があり普通口座を持っている人間となると100万人くらいだろう、一人10億になるわけだがまず1000兆円でハイパーインフレは起こるかというと怪しい。某経済学者によると100兆円規模のヘリコプターマネーでも物価上昇率は3%〜4%程度で、1000兆円だと2桁%だというハイパーインフレの定義の13000%には届かない。また、民間預金つまりマネーストックを増やし。。。

 

細かいことはどうでもいいとして、作者はハイパーインフレになって日本経済が崩壊し、世界的に不況に落ちて戦争発生する!なのか、日本の借金や老後資産問題など馬鹿が騙され、日本に借金がないことや不景気を脱却するためには投資を増やすために日本政府が積極財政にしなければならないなのかのこの二つのどちらかなのだろうが、私は多分前者について書いているように思える。

 

ようはノートを使わないやり方のほうが社会を混乱に導かせ結果的にノートを使うやり方よりも死人が出るということだ。

つまりキラの方が人道的なノートの使い方になっていたということだ。